沈みゆくトリニータ

一つ前のエントリーで船に例えてみたが、「トリニータ丸」の場合は、海がおおしけで波に飲まれているんじゃない。
以前から船底にぽつぽつ穴があいていたのに「まぁ大丈夫だろう」と、甘い考えでそれを放置した結果、こうなっているように見える。
「ファミリー」だとか「団結」だとか、それ自体はいいことには違いないが、「それさえあれば次もイケるに決まってる」と変に自信を持ってしまったのかもしれない。
補強も残念ながら最低限ではなかったと思うし、それで大丈夫と考えていたのだとしたら、それは強化部の奢り以外の何物でもない。少なくともシャムスカにとっては満足いく補強にはほど遠かったはずだ。
強化部長からは“思い切った策”を微かに匂わせる発言は、ようやく出てくるようになった。しかし、危機感の中にも先述の“奢り”のようなものが少し残っているように感じる。