シャムスカを切るべきか、切るべきでないのか

今はまだ何ともいえない。
はっきりと言えそうなことは、「今までの実績があるから」というような“とりあえず”の続投では、このままシャムスカ・スパイラルに陥ること間違い無しだということ。
いくらなんでもここまでひどい状態が続くと、補強でも監督人事でも、思い切った策を打たなければ何も変わるはずがないし、３−５−２だとか４−４−２だとかいうシステム変更云々の問題ではない。システムを変えれば表面に出るので一見変わったように見えるかもしれないが、試合内容がここまで悪いことが続くと、それで問題が解決するとは到底思えない。３−５−２に戻すのか、先日試した４−４−２を続けるのかは分からないが、システム変更自体が解決策になるわけではない。直近の問題は、シャムスカが“何かを変える”カードを持っているかどうか。
「内容はそこまで悪くないが、結果に繋がらない」の段階では、そういうシステム変更も手ではあると思う。しかし、今の大分の場合残念ながらそういうことではなく、「それなら、結果に繋がる内容のサッカーを至急やってくれ！」というすごく厳しい状況に置かれている。

季刊サッカー批評 issue 42 Love or money? (双葉社スーパームック)