10.24 降格


J2降格は建て直しのチャンス
 大分トリニータはこの度、
「お前弱すぎるぜ。このままじゃ何年やってもダメだな。」
と鬼武様にJ1失格の烙印を押されました。しかし、鬼武様は続けてこう言いました。
「でもよ、そんなお前にもチャンスをやる。またJ2で鍛え直してこい」
 巷では降格というものを悲観的に捉えすぎな気がする。確かに経営など苦しい面は多い。しかし、J1に居続け、去年はタイトルを取るなどそれなりに結果を出してきたことで、「クラブは大きな借金を抱えている」という重大な事実が視界から消えていた、もしくは霞んでいた人が少なくないのではないだろうか。
 おそらく、J1にいる限りはその状況は変わらない。J1に居続けながら支出を抑えるといってもかなり難しいと思う。また、残念ながらそれができる大分FCだとは思っていない。
 収入が減るのに支出を抑えようとしない人はさすがにいないだろう。7年間で小太り体型になった地方の小クラブが、それ相応にスリムになってやり直すことは遅かれ早かれ必要になっていたはず。
 もちろんJ1に1年で再び昇格することが一番大事だが、それが簡単に実現できるほど今のJ2は甘くはないと思っている。