サポカン議事録を見て

 サポカンの議事録を見た。「募金の前に、まず大分FCから情報の開示がないとダメ」という話が出ていたようだ。これには完全に同意。
 仮に募金で1億円が集まったとしても、Jからの融資分を返済できなければ来季終了時にはチームがなくなる可能性がある。
 さらに、知事が「(このままでは)1月の決算時に7〜8億円の資金不足に陥る」と話したことからも分かるように、トリニータ来季開幕すら迎えられない可能性も、まだ消えてはいない。
 今、募金したところで、全額をドブに捨てるのと同じことになるかもしれない。

 署名の話も出ていた。
 結論からいうと、署名というのは今回のようなケースには向かない。AあるいはかBなのか、五分五分かそれに極めて近い場合や、期限が差し迫っていない時にのみ、署名をすべきだと思う。トリニータの場合、再建計画が出るまでは「来季開幕を迎えられない可能性が極めて高い」と頭に入れておいた方がいい。まだ再建計画も出されていない段階で"存続のための署名"をしても何の意味もない。
 そもそも、署名を集めてもそれ自体は"存続のため"になるわけではない。

 募金にしろ署名にしろ、全ての話に関係してくるのは、12月20日までに大分FCが提出することになっている再建計画。この内容によっては、Jから「存続は不可能」と判断される可能性もある。