ダーティーなサッカークラブ

 パチンコホール業者の支援を受けようがマルチがスポンサーにつこうが、サポーター、ファンが大きく減ることはないと思われる。
 ただ、トリニータ(チーム)はともかく、大分FC(会社)の“支持率”は元々そう高くはないわけで・・・。大分が地域密着クラブの成功例・代表例としてしばしばメディアなどで挙げられることがあるが(特に去年のナビスコカップ決勝前後辺りから顕著になった)、いちサッカー好き住民としてはずいぶんと違和感を感じている。簡単に言うと、今「トリニータ」といえば、「大分」の前に「溝畑」であり「マルハン」なのだ。

 今まで協力してきた人たちを裏切るようなことを今後も続けていけば積極的にスタジアムに観戦に行ったり、シーチケ(シーズンチケット)やグッズを買うなどしてお金を落とそうとする人、つまり、目に見える形でのサポーターは、確実に減るだろう。

 そうなれば広告効果も薄くなり、ますますスポンサー獲得は難しくなる。サッカーは勝つこともあれば負けることもあるのが当たり前であり、降格して注目度が減ることでのスポンサー収入の減少は仕方がない面があるが、こういうダーティーイメージがつくことによる悪影響はJ1だろうがJ2だろうが続いていく。信用を失うのは簡単だが、信用を取り戻すのは難しい。クラブを一から作り直すくらいエネルギーと時間が必要になるんじゃあないかと思う。

 このままでは、5年後には大分FCはダーティーなブランドイメージを完全に確立し、
 ユニフォームスポンサーが胸から袖からパンツに至るまで全てマルチなどのワケあり企業で占められているという、
 世界でも例を見ないクラブになっていることでしょう。